安藤忠雄の21世紀キリスト教会
9月末から国立新美術館で始まる「安藤忠雄展 ー挑戦ー」
半世紀近い安藤忠雄の活動を振り返る大回顧展になりそうである。
この展覧会では彼の代表作の1つである「光の教会」が原寸大で再現される。
この展覧会が始まる前に、彼が手掛けた21世紀キリスト教会広尾チャペルという新しい教会建築を見ておくのをすすめたい。
この広尾チャペルを見学するには事前申し込みが必要でかつ見学できる日時も限られているので、展覧会が始まり安藤忠雄展を観てから広尾チャペルを観たいと思っても遅すぎるからである。
展覧会が近づけば見学の申込みが殺到することが予想されるので、この記事を読んで興味を持ったら早めに日を決めて見学申し込みをしておくことを奨めたい。
見学可能な日時
この教会のチャペルを見学できるのは毎週日曜日、9時と16時の礼拝の後である。 この時だけ広尾チャペルの内部を公開し、希望者は自由に見学し写真を撮影することができる。
しかも礼拝に参加することが条件である。
なお、プロテスタントの教会でもあり、異教徒、無信仰者でもあっても問題ない。
申し込み方法と注意事項
申込みは21世紀キリスト教会のホームページのフォームから行う。
ただスマホからアクセスするとうまく申込みが完了しないこともあるようである。もし確認のメールが届かないようであればパソコンを使ってもう一度申し込んでみるのが良い。
無事に申し込みが出来たら、日曜日の指定された時間に教会に行き見学予約である旨を伝えればチャペルに入れてくれる。 念の為だが、ここは宗教施設なのであまりにカジュアルな服装やうるさいおしゃべりはマナーに反するので気をつけたい。
また、建物の外観を見学したりすることを考え、現地には指定時刻より早めに着くようにもしたい。
礼拝は通常で1時間くらい。 ただし日によっては2時間近くに延びることもあるようだ。こればかりは参加してみないとわからない。
礼拝が終わると特に説明が付くわけでもなく、ご自由に御覧くださいと言われ後は自由見学となる。
広尾チャペル
光の教会を彷彿とさせる説教台後ろの十字架。 細い鉄片で作られたシンプルな十字架と外光を取り入れた背景。
チャペルの地下は協会のオフィスや祈祷室など。 そこに建物の模型が展示されている。
この模型の右側の壁が教会の入り口のある方。左側から見るとどうなるか気になるところだが、残念なことにそちら側には一般の民家やアパートが建っていて建物の様子を見ることはできない。
これはチャペルのロビー。
21世紀キリスト教会への行き方
21世紀キリスト教会は広尾プラザのちょっと裏手。 広尾橋から広尾散歩通りを数十m、パチンコ屋の角を左へ曲がり、イル・ボッテロというイタリンレストランを通り過ぎた先の角を右折。
すぐにこのように大きなコンクリート打放しのチャペルの建物が目に入る。
21世紀キリスト教会 広尾チャペル
渋谷区広尾5-9-7
見学可能日:日曜日
見学時間:9:00から、あるいは16:00から