いつまで眠り続けるのだろう

ロックと映画と周辺カルチャーを語らせてくれ

パブリック・ドメインになる「勝利を我らに」

ニューヨーク・タイムズの www.nytimes.com この記事によると、日本では ”勝利を我らに”としていうタイトルで知られる "We Shall Overcome" の一部の著作権が無効と判断されるようだ。

レイモン・デュパルドン写真展

銀座シャネルのネクサスホールで開催中のレイモンド・デュパルドンの写真展。 報道写真家が1964年の東京オリンピックから2020年の東京オリンピックまでの日本、東京を撮るというのが主旨だが、ヨーロッパから見た奇妙な国日本的な読み解き方が可能な写真が多…

池田学の誕生

ミヅマアートギャラリーで池田学展「誕生」を観てきた。

安藤忠雄の21世紀キリスト教会

9月末から国立新美術館で始まる「安藤忠雄展 ー挑戦ー」 半世紀近い安藤忠雄の活動を振り返る大回顧展になりそうである。 www.tadao-ando.com この展覧会では彼の代表作の1つである「光の教会」が原寸大で再現される。 この展覧会が始まる前に、彼が手掛けた…

John Simon Ritchie君 16才

この写真は知らなかった louderthanwar.com 1973年にロンドンはアールズ・コートでのデヴィッド・ボウイのコンサート会場で撮られた写真。 人物はJohn Simon Ritchie君16才。この2日前に16歳になったばかりである。 後にセックス・ピストルズのシド・ビシャ…

Shelby LynneとAllison Moorer姉妹

シェルビー・リンとアリソン・ムーアの姉妹による初めてのデュエットアルバム「Not Dark Yet」がとても良かった。 アイドルっぽい売り出し方をされた後、カントリーだったりブルー・アイド・ソウルだったりいろいろ試行錯誤しながら良質な音楽を創ってきたシ…

Anohniが主催するフリー・フェスティヴァル

元Antony and The Johnsonsで今はANOHNIとしてソロ活動するAntony Hegarty。 最近何をしているのかチェックしていたら、デンマークのオーフスで “Future Feminism” というフリー・フェスティヴァルを開催中だったことが分かった。 www.aarhus2017.dk

サンシャワー 森美術館編

東南アジアの1980年代以降の現代美術をコンピレーションする「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」が国立新美術館と六本木ヒルズの森美術館の2館同時開催されている。 www.mori.art.museum 新美術館の方は既にレポートしたので、続いて森美術館の方をレ…

サンシャワー 新美術館編

国立新美術館と森美術館とで2館同時開催されている「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」、新美術館の方を鑑賞してきた。 東南アジアの歴史的、政治的な背景があり混乱と矛盾の時代からの制作活動なので、直接的なメッセージを伝える作品が多い。

エルビスについての歌

エルビス・プレスリーが亡くなったのは40年前、1977年の8月16日。 晩年のエンターテイナーと化した姿の印象が強いのか軽く扱う人も多いが、徴兵前のワイルドなロックンローラー、70年前後のスワンピーな新しいロックをきちんと聴けば印象は一変すると思う。 …

オノ・ヨーコのファミリーヒストリー

今週18日の金曜日、NHKの人気ドキュメンタリー ファミリーヒストリーの新シリーズで「オノ・ヨーコ&ショーン・レノン」が放映される。 www.nhk.or.jp また、来年2018年がヨーコの生誕85週年ということで、彼女の60年代から80年代にかけての作品がショーン・…

パリの現代美術ギャラリー ペロタン

フランスの現代美術ギャラリーの「ペロタン」。その東京でのスペースが六本木ピラミデビルにオープンし、オープニング記念として「ピエール・スーラージュ展」が8月19日までの予定で開催されている。 ペロタンはパリに本拠を置く現代美術ギャラリーで、これ…

松濤美術館で「畠中光亨コレクション」

松濤美術館で開催中の「畠中光亨コレクション ”インドに咲く染と織りの華”」を鑑賞してきた。 日本画家の畠中光亨(はたなか こうきょう)氏が収集した、主に18世紀、19世紀にインドの各地で製作された染織品が展示されていて、素材や染、織りの手法についても…

8月11日 山の日に寄せて

昨日8月11日は日本の歴史上2回目の「山の日」だった。 それを記念して山の歌特集をやってみたい。いや、一度やってみたかったのだが。 銀嶺の覇者 やはりレインボーの「銀嶺の覇者」は外せない。 なんだかんだこのメンツでのレインボーが最強だ。

John Caleの日本ツアー

ジョン・ケイル(John Cale)が10月にブルー・ノートでライブを行う。 昨年は当夜ブルーノートの前を通りかかって初めてそのライブを知るという大失態を犯して見逃してしまったが、今年は忘れないようここに書いておく。 www.bluenote.co.jp 今年75歳になるジ…

Enoの70年代ソロ作の再発

Enoが70年代にリリースしたソロ作のうち、最初の4作が再発されている。 1974 - Here Come the Warm Jets 1974 - Taking Tiger Mountain (By Strategy) 1975 - Another Green World 1977 - Before and After Science どれもLP2枚組、180g重量の45rpm、ハーフ…

音楽へのラブ・ソング "Dear Mr. Fantasy"

トラフィック(Traffic)の1967年のデビューアルバム「Mr. Fantasy」のA面最後に入っている “Dear Mr. Fantasy” ミスター・ファンタジー+5(紙ジャケット仕様)アーティスト: トラフィック出版社/メーカー: USMジャパン発売日: 2008/09/24メディア: CD クリック:…

ドアーズとハード・ロック・カフェ

The Doorsの5作目「Morrison Hotel」。 モリソン・ホテルアーティスト: ザ・ドアーズ出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2015/08/05メディア: CDこの商品を含むブログを見る LP時代はA面が「Hard Rock Cafe」サイド、B面が「Morrison H…

In the Walls 菅亮平展

銀座の資生堂ギャリーで開催中の「In the Walls 菅亮平展」を見学。 今回は shiseido art egg という、新進アーティストの活動を応援する公募展の一環。 今年は11回目で、その中の第三弾がこの管亮平。 資生堂のビルに入るといきなり大行列が目に入り、こん…

King CrimsonのHeroes

モーターヘッドが新作のカバー集にボウイのHeroesを収録したのはライブ映えがするからではなく、おそらく今年がDavid BowieのHeroesリリース40周年だから。 なので、例えばオリジナルので Heroesでリードギターを弾いていたロバート・フリップは2016年ツアー…

MotorheadのHeroes

Motorheadが9月1日リリース予定の新作から”Heroes”のPVを公開している。 これは彼らのオリジナル曲の方ではなくデヴィッド・ボウイのカバー。 というのは、その来月リリースされる新作は「Under Cover」というタイトルで、内容はこれまでモーターヘッドが発…

往きはよいよい帰りは怖いのバラード

Kevin Ayersの代表曲でソフト・マシーン時代は「Why Are We Sleeping」 ソロになってからもライブでは定番曲だったが、Island時代の「夢博士の告白」で「行きはよいよい帰りは怖いのバラード(It Begins With a Blessing/Once I Awakened/But It Ends With a …

ザッカーバーグの愛読書は「エンダーのゲーム」

Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグのプロフィールを見ると、オーソン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」を挙げている。 読んだ本は数多いが ”いいね” されているのはエンダーのゲームだけである。 天才少年が星間戦争の切り札となるべく成長す…

BAM Aug.25th, 1995

もうすぐ8月9日。この日はジェリー・ガルシアの命日でもある ずっと大事に持っている BAMの1995年8月25日号。 表紙はこの年の8月9日に亡くなったばかりのJerry Garcia。 この時はどういういきさつで彼の訃報を知ったのかどうも記憶が定かでない。 John Lenno…

ジム・モリソンの後釜にポール・ロジャース

以前、アメリカAOLの音楽サイトSpinnerに「The Doors Wanted Paul Rodgers to Replace Jim Morrison」という記事が掲載されていたことがある。 その記事自体はサイトが消滅してWebでは読めないが、この記事に言及している他の媒体はまだ残っているものがある…

広尾のチェコセンター東京でチェコ人形劇

港区に点在する数十の外国大使館、総領事館の中には比較的自由に出入りできる国がいくつかあり、そこでは東京に居ながらにして外国の雰囲気を味わうことができたる。 広尾にあるチェコ共和国大使館もそんなフレンドリーな大使館の一つで、魅力なのはチェコセ…