いつまで眠り続けるのだろう

ロックと映画と周辺カルチャーを語らせてくれ

往きはよいよい帰りは怖いのバラード

Kevin Ayersの代表曲でソフト・マシーン時代は「Why Are We Sleeping」

ソロになってからもライブでは定番曲だったが、Island時代の「夢博士の告白」で「行きはよいよい帰りは怖いのバラード(It Begins With a Blessing/Once I Awakened/But It Ends With a Curse)」に改題。 アレンジもソフトマシーン時代と比べかなり派手になった。

とはいえ歌のテーマは変わらず。ソロになってアレンジが変わったことでより明快になったとも言える。 サビの部分の歌詞を引用してみる。

So it begins with a blessing

But it ends with a curse

Making life easy

But making it worse

Just turn to your partner and say

How does it seem?

He’ll look at you and say

Get out of my dream

Why why why are we sleeping?

最後、俺の夢から出て行け! と叫び、あぁどうしても僕たちは眠り続けなければならないんだろうと嘆きつつ終わるところは、いつ聴いても胸が締め付けられる。

1972年のケヴィンのパリでのソロライブの様子である。 ベースはアーチー・リジェット、ギターにスティーブ・ヒレッジが映っている。

またステージの様子から場所はパリのバタクラン劇場のように見える。 そう2015年のパリ同時多発テロ事件で標的になった場所である。