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パリの現代美術ギャラリー ペロタン

フランスの現代美術ギャラリーの「ペロタン」。
その東京でのスペースが六本木ピラミデビルにオープンし、オープニング記念として「ピエール・スーラージュ展」が8月19日までの予定で開催されている。
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ペロタンはパリに本拠を置く現代美術ギャラリーで、これまでニューヨーク、香港、ソウルに進出し、5箇所目として6月に東京にもオープンしたばかり。

六本木ピラミデの1階というロケーション。3階にはオオタファインアーツやワコウ・ワークス、隣にはcomplex665と現代美術の大御所ギャラリーが集中するエリアに満を持してのオープンである。

この場所はずいぶん永いこと内部の改装工事をしていて、この記事を書くにあたって過去の写真を見返してみたら、半年前の時点で “coming soon” の大看板で目隠しをして内装工事をしている写真が見つかった。それだけ内装もこだわって時間をかけていたのかもしれない。

このペロタンは村上隆を紹介したことでも知られていて、常設スペースにも村上隆の作品が2点展示されていた。f:id:ultimateanswer:20170813023622j:plain

これも村上隆だがピエール・スーラージュへのオマージュなのだろうか・・・f:id:ultimateanswer:20170813023742j:plain

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これはジャン・ミシェル・オトニエル。
六本木ヒルズの毛利庭園の池の中に金色のハートが置かれているが、あのハートの作者である。

この他にも最近話題のライアン・マッギンレーや加藤泉なども扱うペロタン
今後の東京での活動に注目である。



ピエール・スーレージュの近作はブラックの樹脂を塗り重ねたアブストラクトの極北とも言えるような作品群。
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写真ではどうもニュアンスが伝わらないので、これは是非ペロタンまで足を運んで実物を見て欲しい。
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今年97歳という現代美術界の生きる伝説でもあるピエール・スーラージュだが、近作が日本で公開されるのは初めてかもしれない。
その意味でもこの夏休み中に行くべき展覧会の一つに挙げても良いと思う。

ピラミデというロケーションなので、森美術館complex665など併せたアートツアーだ! などど大げさに構えずとも、Rotiでランチした帰り、六本木ヒルズでのデートのついでにふらっと行って楽しむのもまたよいかと。

 

ペロタン 東京

港区六本木6-6-9
休廊日:日曜、月曜
営業時間:11:00 - 19:00