John Caleの日本ツアー
ジョン・ケイル(John Cale)が10月にブルー・ノートでライブを行う。
昨年は当夜ブルーノートの前を通りかかって初めてそのライブを知るという大失態を犯して見逃してしまったが、今年は忘れないようここに書いておく。
今年75歳になるジョン・ケイルは「Velvet Underground & Nico」の50週年記念として、フルアルバムを再演するコンサートを11月に予定している。
その直前の日本ツアーということで、あのアルバムからどの曲を演奏するのかも非常に気になる。 ブルーノートのサイトには「『VU&ニコ』の楽曲も披露する予定」と書かれているがどうなることか。
ジョン・ケイルはVelvets後もずっと、75歳になっても暴力的とも言えるロックを演っていて、決して懐メロにはならないところが凄い。 70年代のいちばん尖っていたソロ時代のまま半世紀もの間現役というパワーは見習いたいものである。
個人的にはParis 1919, Fear, Slow Dazzleのアイランド時代のアルバムは本当に忘れられないアルバムで、ぶっ壊れたロックンロールに下手ながら怒鳴り散らしたり優しく歌ったり振れ幅の大きなボーカルが乗るアルバム群を何度聴き返したことか。
これはクリス・スペでィングがワイルドなギターで盛り立てている。
このボーカルのぶっ壊れ方がジョン・ケイルの真骨頂である。 まさにインテリヤクザ。
正直いつまた日本に来てくれるか分からないので、変なクラシック・ロックのライブに行くくらいならジョン・ケイルを観に行こう。