レイモン・デュパルドン写真展
銀座シャネルのネクサスホールで開催中のレイモンド・デュパルドンの写真展。
報道写真家が1964年の東京オリンピックから2020年の東京オリンピックまでの日本、東京を撮るというのが主旨だが、ヨーロッパから見た奇妙な国日本的な読み解き方が可能な写真が多く展示されているのが興味深い。
1964年にはこんな和装のご婦人が普通に道を歩いていたのか・・・
1964年のオリンピックは開幕が10月10日。 2020年は暑さが懸念されているが、1964年はむしろ雨が心配されていたのかもしれない。ただし10月10日は晴れの特異日であるのでこの日だけは雨の心配はなかったようだ。それより、なぜ体育の日をズラしてしまったのか。
貴賓席の皇太子夫妻。 この美智子妃の姿を見ると、当時の日本としては明らかにレベルの違う美しさの、モダンなプリンセスであったことがよく判る。 よくこの人を見つけられたと思うし、プリンセスになってもらって本当に良かったと思う。
一般の人であるアベベにしてもこのような人としての美しさを漂わせているのだが
2016年の日本人はあれから美しくなれたのかというと、どうも退行しているように思えてならない。