いつまで眠り続けるのだろう

ロックと映画と周辺カルチャーを語らせてくれ

John Simon Ritchie君 16才

この写真は知らなかった

louderthanwar.com

1973年にロンドンはアールズ・コートでのデヴィッド・ボウイのコンサート会場で撮られた写真。 人物はJohn Simon Ritchie君16才。この2日前に16歳になったばかりである。

後にセックス・ピストルズシド・ビシャスとして知られるようになり、1979年にNYCでオーバードースで死去。

誰でも少年少女時代はあるし生命の輝きを一番感じさせる年代でもある。 しかしその後のシドとしての人生と比べると、この誠実そうで生き生きとした少年との落差があまりに激しい。

Shelby LynneとAllison Moorer姉妹

https://i2.wp.com/www.shelbylynne.com/wp-content/uploads/2017/06/2ShelbyAllisonD01cropCredJacobBlickenstaff.jpg?fit=1200%2C725&ssl=1

シェルビー・リンとアリソン・ムーアの姉妹による初めてのデュエットアルバム「Not Dark Yet」がとても良かった。

アイドルっぽい売り出し方をされた後、カントリーだったりブルー・アイド・ソウルだったりいろいろ試行錯誤しながら良質な音楽を創ってきたシェルビーだが、このアルバムでアメリカン・ミュージックのアーティストとしての立ち位置を確立したように思える。

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Anohniが主催するフリー・フェスティヴァル

Antony and The Johnsonsで今はANOHNIとしてソロ活動するAntony Hegarty。 最近何をしているのかチェックしていたら、デンマークのオーフスで “Future Feminism” というフリー・フェスティヴァルを開催中だったことが分かった。

www.aarhus2017.dk

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エルビスについての歌

エルビス・プレスリーが亡くなったのは40年前、1977年の8月16日。

晩年のエンターテイナーと化した姿の印象が強いのか軽く扱う人も多いが、徴兵前のワイルドなロックンローラー、70年前後のスワンピーな新しいロックをきちんと聴けば印象は一変すると思う。

世界でも多くのミュージシャンがエルビスから影響を受け、またポップカルチャーのまさにイコン的存在でもあって、彼について歌われた曲も数多い。

そんなエルビスについての歌をいくつか紹介したい。

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オノ・ヨーコのファミリーヒストリー

今週18日の金曜日、NHKの人気ドキュメンタリー ファミリーヒストリーの新シリーズで「オノ・ヨーコ&ショーン・レノン」が放映される。

www.nhk.or.jp

また、来年2018年がヨーコの生誕85週年ということで、彼女の60年代から80年代にかけての作品がショーン・レノンによるリマスターで再発されている。

特に最近リリースされたフライ(Fly), 無限の大宇宙(Approximately Infinite Universe), 空間の感触(Feeling The Space)という70年代前半の3作。 女性によるロックなどというくくりでなく、音楽としてこれ以上にない大傑作である。

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